「 一人暮らしなんですが、どういう家づくりがよいでしょうか? 」というお話です。
「両親から譲り受けた家に一人で住んでいるですが、築50年の家なのであまり快適ではありません。今のうちに、長く快適に暮らせる家にしたいのです」
時々、こういうようなお話を頂くことがあります。
家屋敷があることはとてもありがたいことなのですが、確かに問題もあります。
・寒いし、外の音がうるさい。
・地震や台風も心配だ。
・水回りなども古かったり、小さかったりで使いにくい。
などなど古いが故の不便さが指摘されます。
もちろん、大きなリフォームで構造から断熱までやり直して、間取りもできるだけ理想に近づくようにすることもあります。そして、自由につくれる建て替えを選択する方もいます。
どちらにしても間取りは重要、どういう間取りなら暮らしやすいか考えてみましょう。
① 一人で何にでも手が届く家
② 一人だけど、泊まりに来る人もいる家
① は、自分が快適に暮らすために何でも近くにあってあまり動かなくても便利に暮らせる家をと考えています。水回りはできるだけ近く、そして広くつくります。眠る、くつろぐも一体の空間で簡単に移動できます。
② は、なるべく動線は短く、でも身近な誰かが遊びに来たり、泊まりに来たりもする。最低限のプライバシーを保てるようにして相手にも気を遣わせなくて済む間取りです。
こうして並べてみると、ずいぶん違うのがわかると思います。自分が必要とする暮らし方にはどういう間取りが合っているのかイメージできるのではないでしょうか。
自分自身の快適はなにかと、じっくり考えてみるといいと思います。