「明るくて、風通しのいい家がいい!!」というご要望、当然ですが大切です。
つい先日、TVで建築家の方が「これからは、現代の技術をつかいつつ、箱ではなく、かつての日本建築のような土や路に開放された建築がいいのでは?」と話していました。まさにまさにと思います。
「うちは北向きだから、難しいんですよ・・」 という話もよくいただきます。
よくある北向プランといえば。
南に窓がくるように、という配慮です。
実際、土地がかなり広い場合(窓の向こうの空きが大きい場合)は有効です。
ちなみに、マンションはほとんどこのパターンですね。
そして、一般的な分譲地などの土地(図は約45坪)に建てると、こういうふうになります。
南側に窓をとったからといって、思ったほどの明るさや通風が期待できないということです。
窓から見えるのはお隣の外壁・・・となってしまいそうです。
前面道路側を塞いでしまうことで、外の様子が全く分からないというのも不安があります。
これを解決する考え方は 「北側も上手くつかう」 です。
空間が広く開けている側というのは、反射光も豊富なものなのです。
もちろん、一番開けている側に大きく開口することで通風もたいへん良くなります。
あとは、その土地の特性をよく見て住み心地のいい間取りを考えましょう。