手間なのは、いやなのよね。
窓周りのリフォームをしよう、ということで打合せをしたときの話です。
伊藤さん(仮名)は、サッシ窓の結露をなんとかしたいと考えていました。
伊藤さん 「 冬、サッシの結露がたいへんなのよいくらふいてもキリがないのよね 」
というご不満です。
伊藤さん 「やっぱり窓に内側のサッシをつけて二重サッシにしようかな」
私 「効果的だと思いますよ」
伊藤さん 「でも・・窓を開けるとき、サッシを二枚開けなきゃいけないのね、ちょっとめんどうね・・」
私 「うーん、そうなんですよねー」
なにが一番大切かな?
サッシの結露対策というと、いろいろな方法があります。
防湿テープを貼る。 換気扇をまわす。 暖房器具を変える。
サッシを交換する。 などなど。
伊藤さん 「家があったかくなるのも期待して、内側のサッシを
入れるわ。開け閉めはちょっと面倒だけどね」
伊藤さんはサッシの内側に樹脂サッシを一枚入れて二重サッシにしました。
一番単純で効果的な方法を、ということでした。
目的がはっきりしていたので、多少の手間はがまんとなりました。
優先順位って大切だな、と思うリフォームでした。